自閉症スペクトラムってなに?

こんにちは😊ちゃれんじ元今泉教室です!

自閉症スペクトラムって聞いたことありますか?

「聞いたことはあるけど、詳しくは分からない」っていう方も多いかと思います。

今回はなるべく分かりやすいよう自閉症スペクトラムについてまとめてみました。

自閉症スペクトラムってなに??

自閉症スペクトラムとは自閉症やそれによく似た特性を持つ発達障害の一群のことをいいます。

自閉症スペクトラムには主にとのコミュニケーションが苦手こだわりや感覚に偏りがある

といった特性が見られます。こうした特性は2歳ごろまでに現れることが多いですが

個人差があり一概には言えません。

また医学的検査では分かりにくく、なぜ出来ないのか?わがままなの?と悩む方も多いかと思いますが

わがままでもなければ、しつけ不足でもなくその子の大きな個性です。

原因が分からない際は、ご家族も不安を感じることがあるかと思いますが、

子ども自身も大きな個性故に社会にうまく適応できず不安や窮屈さを感じています。

どんな特徴があるの?

はじめにお話したとおり、大きな特徴は社会的コミュニケーションが苦手だったり、

こだわりにより繰り返し同じ行動を行ったり、感覚が鈍感もしくは過敏だったりすることが挙げられます。

それをもう少し詳しく見ていきましょう。

1.察することは苦手です。

表情や雰囲気を読むことは苦手です。小さい子供でもお母さんや先生が怒っていると

そのことを察してその場を離れたり、少ししてから怒ってないか確認することがあり

ますよね。ですが、表情をみて察することが苦手なので、相手が怒っていることに

気が付かず話しかけてしまうことがあります。

また、目に見えないルールや雰囲気を察することが難しいため、     

「図書館では静かにする」「みんなが勉強しているから座って過ごす」など

自分からその場に合わせて行動することは難しいです。  

本人に悪気は無いですが、周りが怪訝な表情を浮かべていても

先程話したとおり、表情で察することが苦手なため行動の訂正が出来ません。   

2.コミュニケーションがうまくとれません。

会話や表情を通じたコミュニケーションは苦手です。

自閉症スペクトラムの特性を持つ人の中には、他者への関心があまりない方もいます。

そのため会話が続かないことや他への関心が強く言葉が頭の中に入らないことがあり、

会話のキャッチボールが出来ない場合もあります。

また発語までに時間がかかることがあったり、話すようになっても

曖昧なニュアンスが苦手なためオウム返し行動が見られます。

真似ばかりしてなぜ分かってくれないの?と思うこともあるかと思いますが

ワザとしているわけではなく理解が難しく繰り返している場合もあり、

本人自身も感情をうまく伝えられずつらい思いをしていることがあります。

曖昧なニュアンスが分からずコミュニケーションを取ろうとしても

会話に混ざらず苦労しているかもしれません。

なので会話をする際は、「きちんと片付けて」などの曖昧な表現や

「あれ」「それ」などの代名詞を使用せずに

「おもちゃを棚へ片付けて」や「後ろにある本を取って」など

具体的な言葉や絵や実物を見せ話しかけると円滑なコミュニケーションが取りやすい

です。

コミュニケーションを取るにあたって、会話が難しい理由は人それぞれ違うためその人にあった方法を見つけていきましょう。

 3.特定の物や事柄にこだわりがあります。

自閉症スペクトラムの特性をもつ方は先のことを想像することが苦手なため、

普段と違うことや見通しが立たないことに不安感をいだきます。

そのため普段と違うスケジュールや道順に対して

こだわりをもつお子様もいます。

こだわりの中には本人自身の不安感を拭うための意識が働いています。

そのためいつものルーティンが崩れることにより

パニックや癇癪を起こすことがあるのです。

コレクションやおもちゃの並べ方にこだわるお子様もいます。

自分の好きなもの等への記憶力は、人一倍強いかもしれません。

また体を揺らす、手をひらひらさせる、

匂いをかぐなど同じ行動を繰り返すお子様もいます。

なかにはこだわりが目立たないお子様もいます。完食することに関してこだわりを持つお子様がいた場合「お皿に乗

っているものを全て食べないと!」と思い食べすぎてしまう場合があります。その場合はなかなかこだわりに気がつ

くことが出来ません。こだわることも人それぞれ違います。

4.運動や手先が不器用です。

特性をもつお子様の中には、体の使い方がうまく出来ず運動が苦手なお子様やボタンやハサミなどの細かい手先の作業が苦手なお子様もいます。脳から身体への情報伝達がスムーズに行かず、日常生活での動きがぎこちなくなってしまっていることがあるからです。

ここまでさまざまな自閉症スペクトラムの特徴をあげてきました。

次回は感覚の部分に焦点を当てて、自閉症スペクトラムの特徴について説明していきたいと思います!

参考文献:『発達障害の子どもの心と行動がわかる本』田中康雄監修 (西東社)

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