災害と福祉を考える

この度の令和6年能登半島地震によりお亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。

また、被災者の救援と被災地の復興支援のために尽力されている方々に深く敬意を表します。

皆様の安全と一日も早い復興をお祈りしております。

 

   

まさか年末に子ども達と地震を想定した避難訓練を実施してからわずか1週間足らずであのような大きな地震が起こるとは思わず、被災地のニュースを見る度に心が痛みます。

先日、こんなニュースを目にしました。

    

自閉症スペクトラムなどの特性のある子ども達は環境の変化には特に敏感ですよね。きっと一緒に暮らしているご家族の方々であれば痛いほどお分かりかと思います。

暮らし慣れた安心できる自宅を離れること、学校へ行ったり、ご飯を食べたり、好きなテレビを見たり、そんないつもの日常のルーティンが崩れること、それによっていつもであれば我慢できることも非常時では難しく、行動のコントロールも容易ではないでしょう。

恥ずかしながら「福祉避難所」にまつわる問題をしっかりと認識したのはこのニュースを目にしてからでした。

まともな仕切りもない広い体育館のような場所で見知らぬ人と何日も過ごす…たとえ大人でも、何の疾病や障害もなかったとしても、すごく精神的に辛い状況ですよね。

きっとその子なりに一生懸命我慢して自分の行動を抑えようとしている姿は、身近な家族や普段関わっている人は理解できても、命と生活が脅かされている中、避難所で隣り合っただけの初対面の人には難しいかもしれない。

取材を受けて話をしながら涙を流すお母さん達を見ると本当に苦しく、そして日本の災害対策はまだまだ課題だらけだと痛感しました。

”災害弱者“と呼ばれる配慮が必要な方々への支援について、普段は支援をする側の福祉施設の職員も被災者になったとき、どのように行っていくべきか、家族だけに負担を強いるのではない支援の在り方を、地域で、国全体で考えていかなければならないと思います。

事業所としても気を引き締めて被災時の対応等をしっかりと見直し、避難訓練など今できることから取り組んでまいります。

   

      

ちゃれんじ松原教室では個別学習支援やその他の調理活動、外出レクなど様々な活動を通じてお子様の力を伸ばし、「できた!」と感じられる支援を心がけております。

来年度の新1年生の見学や体験も随時受け付けております。

見学や体験をご希望の方はお気軽にご相談ください!

     

前の記事

年末年始休業のお知らせ

次の記事

ロボットプログラミング