学習障害(LD)ってなんだろう?vol.2

みなさんこんにちは!ちゃれんじ松原教室です。

前回のブログから間が空いてしまいすみません😢💦

あっという間にもう2月も終わりが近づいていますね!

時の流れの早さに驚きます…😅

昨年4月にちゃれんじ松原教室が開校してから、ここまで本当にあっという間の約10か月でした。

最初はスタッフも慣れない中でしたが、より良い支援をお届けしようと努める中で、

たくさんの素敵なお子様や保護者様との出会いがあったことに心から感謝しております。

いつもありがとうございます!

これからもご利用してくださるお子様や保護者様の笑顔のために、スタッフ一同精進してまいります。

今後ともよろしくお願いします!

さて、今回は学習障害(LD)について学ぼう!第2回です。

第1回は、LDの概要について確認しましたね。

今回は、どんな困りごとがあるのか、どんな工夫や支援を行っているか、

その具体例をいくつかお話していきますね!   

     

1⃣読むことが苦手な場合があります

流暢におしゃべりはできるのに、教科書などに書かれた文字をうまく読めない子がいます。

「はながさく」という文を見た時に「花が咲く」という意味の文として捉えられるのは、「はな」と「さく」というまとまりを頭の中で作ることができるからです。

LDの特性をもつお子さんの中には、そうしたまとまりを作ることが困難なため、読むことが苦手で、たどたどしく一字ずつ読む『逐字読み』になってしまう子がいるのです。

     

➡どんな支援をしているの?

松原教室では、文章を読むのが苦手なお子さんのために、まず単語カードを読むところから始めます。

まず単語で読む練習をすることで一つの言葉のまとまりを意識できるようにし、

そこから文章の音読に移り、少しずつ長い文章を滑らかに読んでいけるように支援していきます。

また、文をただ読み上げるのはなんとなくできても、意味を理解するところまでは難しく、

文章読解の問題が苦手というお子さんもいます。

そういうお子さんに対しては、まず「ひろきさんは、公園で 遊びました。」のような簡単な一文を読み、

「ひろきさんは、どこで 遊びましたか?」という質問に答えるところから始めます。

そして「ひろきさんは、日曜日に 公園で お兄さんと かくれんぼをして 遊びました。」のように

少しずつ長い文章へとレベルアップしていきます。

そして文章を読み、「いつ」「どこで」「だれが」「何をして」といった情報を読み取ることができるように

練習をしていきます。                    

     

2⃣書くことが苦手な場合があります

読んだり、話したりはできるのに、字をうまく書けない子がいます。

字を書くときは、

①脳にある文字情報を想起して

②脳が手に指令を出し

③手が文字を書く

というプロセスを踏みますが、このどこかに偏りがあると、正しい文字を書くことが難しくなります。

空間把握が苦手なお子さんは、ノートやテストの解答欄に適切な大きさの文字を書けなかったり、

指先が不器用な場合は、鉛筆を正しく持てないことで字の形が乱れてしまったりすることもあります。

     

➡どんな支援をしているの?

松原教室では、字を書くことが苦手なお子さんに対して、

どこにその子の困難さがあるのかを見極めて支援していきます。

「め」と「ぬ」など似ている字を間違えて認識していたり混乱している場合は、

ひらがなカード等を使って文字の形と発音とを一致させて正しい文字を想起できるようにします。

手先の不器用さが背景にある場合は、いきなりひらがなやカタカナを書くのが難しければ、

直線や曲線をなぞって書くところから始めます。

そして文字を書くことだけに焦点を当てるのではなく、パズルやボタンはめ、紐通しなど様々な微細運動を通して、

手先の巧緻性を高め、書く動作にもつなげていきます。

作文を書くことが苦手な場合は、「いつ」「どこで」「誰が」「何をして」「どう思ったか」などの

質問形式から取り組み始め、どのように文を組み立てれば良いかを一緒に考えていきます。                                  

     

3⃣計算や推論が苦手な場合があります

計算や推論することが苦手なために算数の成績が伸び悩む子がいます。

例えば、1桁の簡単な計算ができても、繰り上がりや繰り下がりがある計算になると難しい、

図形のイメージができなくて図形の名前や定義が覚えられない、

箱の形(直方体や立方体)などの立体の見えない部分を推測して考えることができない、

といったように、算数の中での苦手分野や困難なポイントは様々です。

➡どんな支援をしているの?

具体物を使って視覚的に分かりやすくし、イメージをしやすくする支援を心がけています。

「いくつといくつ」の単元でつまづくお子さんに対しては、積み木などの具体物を使い、

自分で積み木を動かして考えることで少しずつ理解を促します。

図形のイメージが難しいお子さんに対してもおりがみや画用紙を用いて折ったり切ったりしながら、

正方形と長方形の違い、直角三角形や二等辺三角形の定義などを確認していきます。

また、文章の読み取りが苦手なために文章問題になると式が立てられないというお子さんも多いです。

そういったケースには、「全部で」「残りは」といったキーワードにしっかりと注目して読むように助言をしたり、

文章に書かれていることを一回イラストにして図で示すことでイメージしやすくし、

そこからどんな計算が適しているかを一緒に考えていく支援を行っています。     

     

ひと口にLDと言っても苦手なことは違って、得意なことも違います。

字を書くのが苦手でも、音読は上手に読めるというお子さんもいれば、

漢字は覚えられないけど、計算はものすごく速いお子さんもいます。

一人ひとりに苦手も得意もあって当たり前。

大事なのは、その子のことをしっかり見て、何に困っていてどんな支援が必要かということです。

早い段階で気付くことができ、適切な支援を行っていくことで、

劇的にできるようにはならなくても、その子の辛さを少しは軽くできるはずです。

   

ちゃれんじ松原教室では、LDという診断の有無に関わらず、苦手な分野を少しでも克服し、

「勉強やだ」「やりたくない」を「できた!」「もう1回やる!」に変えていけるように、

一人ひとりに合わせた支援を心がけております。

現在、来年度に小学校に入学する新1年生も含め、見学・体験を随時受け付けております。

「学習に関して不安なことがある」「どんな支援が必要なんだろう?」

そういったお悩みがありましたら、お気軽にお問い合わせください。

       

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参考文献:『発達障害の子どもの心と行動がわかる本』 田中康夫監修(西東社)

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