松原教室の専門職種紹介【作業療法士】

ちゃれんじ松原教室では専門職種を持ったスタッフが在籍しております。皆さんが聞きなれない職種もあるかと思います。今後、3回に分けて専門職紹介をしていきます。

まず最初に、作業療法士です。

作業療法はもともとは、「近代精神医学の祖」と言われている、フランスの精神科医フィリップ・ピネルが行った道徳療法が起源とされています。日本では1966年に作業療法士が国家資格として認められました。日本でできて55年目の職業です。病院などでのリハビリから在宅での支援まで幅広い場所で仕事をしています。その内容も、骨折や脳梗塞などの身体のリハビリ、うつ病などの心の支援、認知症などの高齢者に対しての支援、苦手を克服する発達期のお子さんへの支援と様々な分野で活躍しています。

●作業療法士の”作業”ってなに?

作業療法士の“作業“とは、皆さんが日々行っていることのすべてのことを指します。ご飯を食べたり、着替えたり、トイレへ行ったり、勉強したり、仕事をしたり、趣味の好きなことをするなど、生活の中で行う全てを”作業”と呼んでいます。人は”作業”を行うことで社会とつながっています。

なんらかの影響で、みなさんの”作業”に苦手が生じたり、できなくなったりしたときに「作業療法」が必要になるかもしれません。

https://www.jaot.or.jp/ot_job/(日本作業療法士協会HP:作業療法士ってどんな仕事?)

●作業療法って何か特別なことをするの?

病院のリハビリではいろんな手技や道具を使ったりして特別に見えることをしてるかもしれません。放課後等デイサービスでは、それほど特別に見えることはないと思います。ベテランの保育士さんや児童指導員さんが無意識の内に行っている「ちょっとした工夫」、ご家族さんが試行錯誤の末にたどり着いた「関わり方のコツ」などと同じような感じだと思っていただければ良いと思います。でも、そのちょっとした気づきは誰にでも当てはまるわけではありません。利用者さん一人一人の特徴に合わせて、丁寧に考えてあげることが大切です。

作業療法士は利用者さんに合った「ちょっとした工夫」や「関わり方のコツ」を皆さんと一緒に探していきます。それを探す時に、人間の脳の働き、体の動き、発達段階やライフステージなどの様々な視点から利用者さんの特徴を捉えていきます。

ご家族様や施設のスタッフと一緒に「工夫」や「コツ」を見つけて、その根拠を示していけると嬉しいです。

●松原教室での取り組み

当教室ではみなさんの”作業”を体験することから始めます。いろんな経験をして、自信をつけていこう!!

調理活動はみんなで手分けして作りました。おうちでもお手伝いしているのかな?ここでの経験をお家でも発揮してほしいな。

食器を使って食べることは意外と難しいです。大人は普段何気なく使っているけど、使い慣れないと難しい。どうしても、手がでちゃう、、、まずは、フォークを使って食べる経験を積むことから始めよう!!

買い物体験、普段は家族と来てるけど、自分で買うものを決められるかな?400円で何が買えるかな?

苦手克服も大切だけど、得意を伸ばすこともとっても大切。子供の想像力は無限です!!出来ないことの練習ばかりじゃ大変です。得意を通して達成感と自己効力感を育みモチベーションUP!!

個別だけではなくて、小集団の活動を通してコミュニケーションの練習。今日は何して遊ぶ?ときには意見が分かれることも、どうやって決めればいいのかな?みんなで考えよう!!

松原教室ではさまざまな学習や体験を通して、将来のための学びを提供することを目標にしています!!

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