学習障害(LD)ってなんだろう?vol.1

みなさんこんにちは!ちゃれんじ松原教室です。

この度、ちゃれんじ3教室で発達障害について合同でブログを書くことになりました!

私たち松原教室が「LD(限局性学習症)」について担当し、細谷教室が「ADHD(注意欠如・多動症)」、元今泉教室が「ASD(自閉スペクトラム症)」について担当してご紹介いたします。

引用:LITALICOジュニア 発達障害とは?
https://junior.litalico.jp/about/hattatsu/

ぜひ他の教室のブログも見ていただけると嬉しいです☆

まだあまり知っていることが少ないな…と言う方も、既にたくさん勉強されたという方も、

一緒に発達障害について確認していきましょう!

第1回の今回は、LDの概要について見ていきましょう。

さて、最近では昔と比べると「発達障害」という言葉が広く知られてきましたね。

そうした中で、みなさんも「学習障害」という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか?

LDとはSpecific Learning Disorderの後ろ二つの頭文字をとった言葉で、日本語では「限局性学習症」となりますが、

「学習障害(Learning Disabilities)」の方が聞きなれている方が多いかもしれませんね。

実は、医学的定義と教育的定義では微妙に捉え方が異なるのですが、

知的な遅れはないにも関わらず、聞く、話す、読む、書く、計算する、または推論する能力のうち、特定のものに著しく困難が見られる状態のことを言います。

「流暢におしゃべりはできるのに、教科書などに書かれた文字をうまく読めない」とか

「黒板の文字をうまく書き写せない」とか

「他の教科は問題ないけど、計算ができなくて算数だけ明らかに成績が悪い」などなど…

特定の学習だけどんなに頑張ってもできない、というお子さんがいたらLDの可能性があるかもしれません。

LDの原因はまだよく分かっていないのが現状なのですが、なんらかの脳の機能障害によるものと考えられています。

よって大切なのは、その子の努力不足ではないということです。

目や耳から入ってきた情報が脳にスムーズに伝わらないことが原因なので、「ちゃんと勉強していないから」ではないのです。

一生懸命努力しているのに報われない…となると誰だって辛いですよね。

そうなると、子ども達の心は傷つきます。

頑張っているのに「ちゃんとやらないからでしょ!」「どうしてできないの!」と言われてしまったら…

自己肯定感の低下などから、「できない」のではなく、「やらないからできない」というために勉強することから逃げてしまうこともあるでしょうし、劣等感や挫折感から「どうせやっても無駄だし…」と投げやりな態度をとってしまうなど、二次的な障害につながることもあります。

LDを抱えるお子さんに対しては、その子の得意なこと、苦手なことをしっかりと把握したうえで、特性に合った学習上の工夫や支援を行っていくことが重要になります。

先日、LDを持ちながらも自分に合った方法で勉強をすることで慶応義塾大学に見事合格した方のエピソードを知りました。

LDの当事者である菊田有祐さん

https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_618dfbf3e4b0b1aee9235663

菊田有祐さんという方のお話です。

もちろんこれは菊田さんのエピソードなので、LDを持つ人みながこうではありません。

ただ得意・不得意の凹凸があることが、本人にどんな苦しさを与えるのか、

逆にどんな工夫や支援があれば、LDという特性がありながらも自分の力を発揮できるのか、

実際のケースを知ることでより理解が深まると思います。

私自身、読んでみてとても勉強になりました。

興味があればぜひご一読ください。

第2回のブログでは、具体的にどんな困りごとがあるのか、

関わり方のポイントや特性に応じた支援などについて、一緒に見ていけたらと思います。

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発達ナビのサイトでもちゃれんじ松原教室の様子をご紹介しています。

ぜひご覧ください!

https://h-navi.jp/support_facility/facilities/159622

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参考文献:『発達障害の子どもの心と行動がわかる本』 田中康夫監修(西東社)